トルコ東部で23日に発生したマグニチュード7・2の震災の被災者を支援しようと、26年前に同国から支援を受けて戦地を脱出した東京都羽村市の男性が立ち上がった。
28日、東京都港区の路上で街頭募金を始め、「恩返しのつもりで少しでも多くの寄付を集めたい」としている。
男性は、元日産自動車の技術者、沼田準一さん(69)。イラン・イラク戦争が激化していた1985年3月、イランの首都テヘランにおり、「イラクが航空機への無差別攻撃を実施する」と聞かされ、帰国便を探し回った。航空券がなかなか入手できず困っていたところ、窮状を知ったトルコがトルコ航空機を手配、日本に無事帰国することができた。
沼田さんは定年退職後の3年前から本格的にトルコとの交流イベントなどに参加するようになった。今回の大地震を受け、イベントなどで知り合った大学生や会社員らに呼びかけ、この日は、港区のトルコ料理店前で募金活動に立った。
早稲田大のトルコ愛好家らでつくるサークルの女子学生らと街頭に立ち、両国の国旗を広げて通行人に支援を呼びかけた。
(2011年10月29日17時42分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111029-OYT1T00642.htm
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